微熱の季節に/梅昆布茶
 
身体のなかにわだかまっているものたちが心を刺す
なんだかチクチクして気色悪いのだが我慢する
もういいさ年貢の納め時だと何かが言ういや違うと別な声もする
人間はこうやってせめぎ合いながら生きてゆくものか

今朝も陽が昇って一日が起動するただし心はあんがいブスッとしている
何が不満なんだろうなんとなしの不安これは病気だろうか
ときどきこういう心理状態に陥るのだがいつかそれも晴れるさ
そういまは僕の微熱の季節なんだ
きっとそうさ



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