ダイアリー/中村 ながる
 
「疲れた」と吐き捨てる言葉に僕は取り残される

言葉はゆっくりと空気に混ざり合い溶けて
また僕に「疲れた」と言わせようとする

カーテン越しに入る太陽の光に鬱陶しさを感じながら
テレビから流れる「造られた情報」を聞き流しながら
体中を駆け巡る感情や欲望に振り回され嫌々しながら

「死にたい」とふと口にした僕に僕は驚いてしまう 現実

そんな日々を
そんな日々を

何となく終わらせて
僕はまた明日も「疲れた」と言うんだろう

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