10年後/
nonya
せた僕の負い目は
ますます君を強くさせ
ますます僕を情けなくしていく
微妙なバランスのとり方とか
正確な距離の計り方とか
そんなことばかり学んだ
10年間だとは思いたくない
よく似たふたりと言われるけれど
君は今でも君らしく
僕は今でも僕らしいと
信じていたい
いつもの曲り角で
何気なく振り返ると
僕のあやふやな後ろ姿に
君はまだ手を振ってくれていた
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