twitter/葉leaf
 
いていた 自ら進んで本の牢の中に閉じ込められた僕だ 本はとても甘い果肉を持っているが そこに微量の毒を込めることを忘れない 僕は本から逃げられず 狂ったようにその果肉を啜っては毒に冒されていく 本の装丁・活字達 本は拒絶し僕は拒絶を超えることで負けていった

故郷に在るということは 郷愁を呼吸し郷愁を湯水のように浴びることである それぞれの道に隠された記憶を神秘に触れるように辿り返し それぞれの人の過去と自分の過去を縫い合わせることである あの山に登れば 神はどんな木陰にもどんな山陰にも存在する 僕は神に挨拶して山頂で神めく太陽を射る
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