形と色/opus
 
求めるものを
求めて
たしなめてやる
君の舌は
そっと
僕の手の甲を舐める

夜に響く
風の音
交差する
時の匂い
ゆれる街灯
響く足音

路地裏
二つの瞳がこちらを見ている
僕はそれを
見ている

まずは色だ
そこから始まる
そして、形
そこでおさまる

つまりは、
そうしているということ
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