(3)アーヤと森とふしぎなひかり/吉岡ペペロ
うん、楽しいね、
アーヤは心からそう言いました
そう言ったあとなんだか寂しいような居心地のわるさを感じました
ヒョウスケくんと仲直りできたのに、なんでだろう、
そんなことを考えていたら芝生いちめんのひかりもアーヤには薄らいで見えてくるのでした
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ヒョウスケくん、なんだかひかりが、薄くなった気がしない?
アーヤは不安になってヒョウスケくんに言いました
うん、
ひかりもそうだけど、影も薄くなってない?
うん、
ヒョウスケくんのパンを食べる音が聞こえなくなりました
アーヤはこわくなってヒョウス
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