始発/山崎 風雅
 
命体にするか



 形には ならない から わかないけれど


 幸せなんて 陳腐な言葉に関心がいかないほど懸命に 活きるなら

 自ら自らの奴隷になった人たち を 気の毒に思う苦痛を時折感じながらも

 その夜も 形のない 壊れることのない こころ と ともに 

 よく寝れるだろう



 人生に答えが欲しいなんて 楽しようとする者の 寝言

 答えが出ても それは 次の問いの始発駅


 やらなアカンことは 変わらへん






 

 









 




 

 
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