世界は変えられないけれど/ドクダミ五十号
 
薄まる」か?


 微笑みながらつまづきを

 哄笑しつつ失敗を


 神は死んだとしても

 生きている者は記憶している


 混沌からつまみ上げてもらう

 ありがたい事を望んで


 罵りの風を

 
私は昨夜夢を見た。遠い異国の空港に、大人になった姪っ子が、満面の笑を浮かべて、私を迎えてくれる。
「ずいぶんとくたびれたようふくとくつですね、どうですか、わたしがつくったものにかえませんか」
従兄弟が差し出す。 「ここはあなたのためのばしょです。だれのためのばしょでもありません」


 そこでとぎれた

 現実にしたい

 どんなに叩かれようと
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