私だけのさようなら/しょだまさし
想う人がこの春故郷に帰ります
あなたにとっては一つの目標をとげて
胸を張っての凱旋帰郷になるでしょう
でもその陰で
あなたの去るこの街に生まれ育ちあなたと出会い
恋をしている私がいます
恋する苦しみを
私は私の故郷で知りました
あなたはそんな私の想いを知らずに
あなたの生まれ育ったふるさとへと
笑顔でこの街を去るのです
同時に一つの恋が
この世から
“さよなら”しなければいけないことを
私だけ
しばらく胸にとどめながら過ごすのです
私だけ
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