地球の息づかいを/梅昆布茶
 
小暗い森の小径には菌類や地衣類が生息している
その息づかいを君は感得できるだろうか
存在の密やかさをそれは秘めてあるのだがときにそれを
踏みつけてしまう僕たちは傲慢な生き物なのかもしれない

深い海のほとりには僕たちの命の雫が漂っているだろうそれは地球の揺籃であり
この細胞の原点でもあるのだそしてその凝縮が僕ら個々の生命体でもある

認識の淵に僕らは何をみるだろうかそれは無常それとも生命の可能性
時間の不可逆性は僕らをこれからも限定し続けるのだろうか

デュオニッソオス的情念はアポロンの理性とあいまって何を目指すのか
僕の課題は何?そんな解答集何処にもないだろうそれを創る為
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