気が付いたこと/たまごボーロ
 
ある時に気が付いた。
自分の命の手綱は自らが握っていると。
不可抗力、つまり回避できない死以外では自分は死なないと。
自分は自分の命を握り締めていると。
いざとなれば大切な者の為に燃え尽きる事も出来る。

至極当たり前のを事を再認識して、とても心が穏やかになった。
漠然とした不安も、
漠然とした生きる理由も、
曖昧な建て前も、
暗闇を手探りで歩くような日々でも、
どうだっていい、なんだっていいんだ。

生きている、ただそれだけで。

今、命の手綱を握り締めた自分は限り無く人生において自由だ。

悩みや不安は尽きない。辛いことや悲しいことは数知れない。
だが、この命燃え尽きるその時まで手綱を手放さない。

どんな時も、ただ生きてるだけで。

そんな事を思ったら、また頑張れそうな気がしたよ。


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