優劣/
莉音
あなたは私に何を思って
私を見上げるのですか
きっと
知らないのでしょうね
そういう不用意な尊敬の眼差しが
私の精神(こころ)を殺すのです
子供でもできる簡単なことが
大の大人の私にはできない
そういう劣った私という存在に
尊敬の眼差しを向けること自体が
あなたがたの罪なのです
きっと
知らないのでしょうね
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