つぶてのかげ ?/
信天翁
おいらの青い春は五里霧中だった
教育勅語と戦陣訓の読誦で
おらの赤い夏はアワタダシカッタ
説教強盗ひとすじに血迷ったままで
おれの白い秋は酔客となっていた
悔恨と諦観で自虐して
そして遂に黒い冬は老耄となってしまった
ターミナルのネオンをかいま見て
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