DEAREST BACH/朝焼彩茜色
立夏が来るのかと 区切りの日付をめくり皐月
決まってバッハのチェロが馴染む 晴れ
何度目の演奏を聴くのだろう 皐月の一月
立夏が来るのかと チェロが口笛を吹き始める 楽譜通りに
私は畳の部屋から足音が芸術になる床に 心を澄ます
何度目の約束だろう チェロと婚約するのは
好青年の皐月風 優しいチェロのテノール 大きな体
弦を引く度に成長する 好青年の皐月音
皐月の一月 流れ留めたい貴重な趣 私が乗った皐月風
THANK YOU JOHNN SEBASTIAN BACH
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