ザ・真っ当な主張/まーつん
 
を傷つける悪意にも
  なんらかの訳がある

  平和の使者を気取ってみたくて
  こんなことを書いているけど
  半分くらいは本気だよ

  自分の心の中から
  憎しみを遠ざけておくには
  相手を理解しようと努める以外にない

  僕たちは
  互いの秘められた一面を映し出す
  鏡のような存在なのかもしれない

  少なくとも そう考えれば
  相手に唾を吐きかけるようなマネは
  死ぬまでせずに済むだろう

  あるいは 憐れみと軽蔑で
  相手を恥辱にまみれさせはしないだろう

  憎しみは何も生まない
  価値あるものは何一つ

  それが人一倍
  憎しみに身を任せ
  腹を黒く染めてきた
  僕の出した結論なんだけど


  明日にはやっぱり
  誰かにケリを入れてるかも…

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