チンポインザナイト/花形新次
 
きみは
ブルースを
口ずさんで
この夜の倦怠を
表していた

僕は
傷ついた
小鳥のように
片隅でじっと
震えていた

僕の
パンツの横から
チンポが
こっそり顔を出していた

きみの
鋭い
視線は
ずっとそこに注がれたまま

何かが始まりそうな
予感がした

チンポインザナイト
チンポインザナイト

二人の暗がりに
明るい光が
差し込んだ夜

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