ちいさなわたしへ/はなもとあお
 
ちいさなころ
そだたなかった
相互理解のうえに
築かれる
友情という名の
つながりを
恋するあなたがいない場所でも
ひとりで
作っていけるように
なりたいと思う

足りない
足りない

仰ぎ見る頼る誰か


我慢して従って
続けるんじゃなくて
泣いたり
笑ったり
感動したりしながら


ちいさいままのわたしが
一歩ずつ
歩いていけると
良いと思う


うしろすがたを
追うばかりではなくて


明日をみれたら



戻る   Point(3)