ちいさなわたしへ/
はなもとあお
ちいさなころ
そだたなかった
相互理解のうえに
築かれる
友情という名の
つながりを
恋するあなたがいない場所でも
ひとりで
作っていけるように
なりたいと思う
足りない
足りない
仰ぎ見る頼る誰か
我慢して従って
続けるんじゃなくて
泣いたり
笑ったり
感動したりしながら
ちいさいままのわたしが
一歩ずつ
歩いていけると
良いと思う
うしろすがたを
追うばかりではなくて
明日をみれたら
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