無常と常住/
吉岡ペペロ
桜の散り枯れた花びらが道端を汚していた
街道はツツジの赤や白に埋められて
木々は煙りのような新緑を纏い始めていた
移りゆくいのちの景色よ
あなたは無常ではない
私がいなくなろうとあなたは移ろう
あなたは私のそばにいる
だからあなたを
私は常住と呼ぶのだろう
桜の散り枯れた花びらが道端を汚していた
街道はツツジの赤や白に埋められて
木々は煙りのような新緑を纏い始めていた
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