感性の幹/梅昆布茶
 
止まらない世界は僕らを圧迫する
時間は切り刻まれて疲れている

それでも安息を求めてやまない魂は
慰安の色をさがす

世界を認識し感じるのはこの皮膚

本当は政治や経済で色分けされた世界なんて
納得はしていないんだ

ただその違和感を指摘してゆく為には
感性を鍛えなければならないのだろう

学問や教養も大事だが
それを受け止める幹がほしいとおもっているんだ

ねじ伏せられた個が
どういう風に息を吹き返すべきか考える

それは人が徒労でなく生きること

きちんとした光の中で前を向けること

だから感性の幹を作ってゆく

そんなふうに生きている








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