Come as you are/ホロウ・シカエルボク
核爆弾のように空は破裂した、ほら、戸外へ飛び出して踊る時だ、色とりどりの花々が新たな世界の誕生を叫んでいる、お前はそこに取り残されて薄暗い生涯を閉じるのか?魂の奥底まで光を当てなければ質感を持った言葉になど辿りつけはしない、何がお前を躊躇させている?何かを取り繕おうとするから、必要以上に自分を大きく見せようとするから、小細工に終始せざるを得ないんだ、そのままで来いよ、生まれたままのお前で来いよ、生身じゃなければその熱は充分に伝わらないとしたものさ、見ろ、無数の刃のような太陽の光だ、その中に溢れている詩のことがお前に判るかね?他のあらゆる表現と同じ、詩とは生命の破裂する一瞬さ、すました顔して
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