愛/ドクダミ五十号
 
残りしならん

 されば

 汝らよ

 審きの日

 ソドムの地

 汝らより

 耐え易き

 さだめ受けむ


 無花果の時ならむ

 葉の茂りに

 根と果の至を観る

 他に何を見い出せようか


 今より後

 永遠に

 ひと

 汝らの

 実りを

 食らわざれ



 すなわち

 これを

 ならうもの

 きけり


 目に目をもって

 報いをするべからず

 報いは報われるを

 必然とする


 打たれて

 怯む事なかれ

 悪しき事の

 証と

 よくせざるなら

 何とて打つかと

 問うべきが

 打たれし頬の

 打たれざる頬も

 打つべしと言う

 無言の抵抗である


 無償は

 天の思し召しと

 対に

 ならざると


 彼は告げたり

 
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