ゆめ/
ドクダミ五十号
枚も
何が残るか
何が見えるか
同様に夢を
わたくしは観るのかもしれない
物象としての感覚は無い
夢とはそう云うものだろう
それでも繰り返すところに
病ている心の行為があるのかも
剥き続ける猿の指の動きの様に
忘却は散る花に似ている
望みの果てに散るのだから
迷いはあるだろうか
あるのだろうか
あるならば訪れよ
未だ猿の指が剥いている
眠れずの朝は静かだ
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