疲れたときには/葉leaf
 
疲れたときには、生活の文法から四肢を解き放つといい。朝起きてご飯を食べて順番通りに本を読んでこの時間になれば外で働く、あの時間まで本を読んであのくらいまで仕事を終わらせる、そういう文法からするりと抜け出すといい。そうすればそこには、君がまだ知らない文法が、誰から与えられたわけでもなく君自身が作り出せる文法があるのだ。

とりあえず外に出てみよう。すると陽射しは柔らかく温かく、君の体の南側、その内側まで射し込んでくる。それに、風は敏感に体をうねらせながら、君の頬や手を洗っていってくれるだろう。足元にはしっかり土がある。板のようだけれどどこまでも続いていく板だ。君はこの板の上に空想を滑らせながらど
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