絶対0時/ゼンメツ
夜垂れ、ゆびだけで明けては
とき時とすくい、
くちへ運ぶけれど
二、三はんだら、もう飽きてしまうよ
蓋の裏に寝かした舌は
そのあすを、知ったように転がしていて
(私は垂べ続け、
あまいあまいとなんど戻したかおも、
はだけそうな総柄にしずめて
「あたし」のとなりへ薦めてやった
「番号順ならそれがあした」と、
やさしく決めつけて
(添えた両手でまっすぐに指さした
あすはお休み
だから、
(悠久二日のお仕事で、
きょうも、ひとばかりをくっています
ひと秤を、
くっています
((……あ、ああそうか
あなたがわたしをみつめるときに
しょくじのような
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)