絶対0時/ゼンメツ
 
夜垂れ、ゆびだけで明けては
とき時とすくい、
くちへ運ぶけれど
二、三はんだら、もう飽きてしまうよ
蓋の裏に寝かした舌は
そのあすを、知ったように転がしていて
(私は垂べ続け、
あまいあまいとなんど戻したかおも、
はだけそうな総柄にしずめて
「あたし」のとなりへ薦めてやった
「番号順ならそれがあした」と、
やさしく決めつけて
(添えた両手でまっすぐに指さした
あすはお休み
だから、

(悠久二日のお仕事で、
 きょうも、ひとばかりをくっています
 ひと秤を、
 くっています
((……あ、ああそうか
  あなたがわたしをみつめるときに
  しょくじのような
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