葉桜宣言/
梅昆布茶
開花宣言があるなら葉桜宣言だってあってもいいはず
開花宣言だけじゃあ僕はいつまでたっても宣言できないではないか
葉桜だってもとはちょっとは咲いたのだぞって
たまには力んでみたいのだよ
桜前線が去ったあと
静かに何かを想う時期があってもいいのではないか
花の記憶が消えないうちに
花になれないこころは
やはり花に焦がれながら四季を過ごすのだよ
いつまでも来ない春の宵を待っているのだよ
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