明日のこころだ/
yo-yo
、ときには言葉をこえたものを、言葉ではないもので伝えることができるのだ。
あらためて、志ん生の落語を聴いてみる。
ときどき何をしゃべっているのかわからない部分がある。ため息のようなものが耳に入ってくる。その息が、風邪で朦朧とした頭にくすぐったい。そしてぼくは、いつしか現(うつつ)と夢のはざまを漂っている。
ぼちぼち桜も満開だろう。花も嵐もあるだろう。きょうは風邪、あしたは明日。目覚めれば誰かが、明日のこころだぁと叫んでいる。
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