儚い命だけれど/*くろいうさぎ*
 
君は「優しさ」という諸刃の杖を使い
世界の果てを目指した

生があるなら必ず死もある
私達は「死」という意味不明の存在に
怖れた
辛くなった 哀しくなった
そして壊れた
だから
あの世とか天国とか
宗教 お墓 神々
が生まれたのかな

世界は回る 砂時計は落ちる
太陽は登る 月が光る
一日いくらの儚い命が死を迎えるのだろう

世界の果ては
「優しさ」に比例するのか
優しい優しい君は世界の果てへ行ってしまった

後ドレだけの「死」が生まれるころ
私に世界の果てはくるだろう?

君が大好きだから 大好きだから
もう少し生きようと想う
儚い命だけれど
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