武陵桃源の扉/朝焼彩茜色
 
汚点をろ過しながら磨ぎ澄ます 

時に浮遊物を浮かせながら

完璧は紺碧しか成せない 

皆の皆の分のそれぞれの 空

 点描の点を月から望む 望みを乗せて 

 ちっぽけをちっぽけの箱に永久保存葬る

 泣いた分も泣くことのない スクスク育ちも 同じ

 対極も同極も中心に向かい 握手におさまらず ハグ

  ララとララーと意味を成す 天空の辞書は応えて歌う

  ララーララーララー

  言霊の感を歌う ツーツーツーの濁りも混ざりながら

  歌う

   それしか聴き取れない利き耳に感謝 合掌におさまらず 溢れ出すしかできない

   喜び 

   未熟に熟したちっぽけが 好奇心にキラキラ ララーララー飛躍を促す心臓の音

   成し響く 響く

     武陵桃源の郷へ

     
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