撓み/山崎 風雅
 

ためらいの薙がれ

わずかばかりの星屑のためいき

しろき透明のしずくが垂れる朝を夢見る夜

時の旋律は
 
 ただ 美しい

  ただ 美しい

 完全でないものが
 
  ただ 美しい

   ただ 美しい

 撓む



   
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