生まれを鎮めるためのなにか (The Collection)/ホロウ・シカエルボク
みなよ、俺から滴り落ちた肉体が付着しているだろう、俺はそれをもう一度吸収して、生成していくのさ、ループするんだ、もう一度、もう一度、何回でもやり直すのさ、俺は純正ではないから、再構築の際に必ず違うものが混じり込む、それを排除するか取り込むかはそのあとの俺次第さ、生まれるとはもがきのたうち回る行為だ、連続するそんな瞬間瞬間からこぼれてくるものたちのことが、俺は愛おしくて愛おしくて仕方がないんだ。
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