全ての夜に/りぃ
 

 一人きり
 待っている間の孤独を埋める
 一人きり
世界の果てに来た気分で歌う
 一人きり
 これは嘘ではない
 誰もが独り
 それは嘘
 誰も独りなんかじゃない
 私以外は。
 
 クリスマスも年越し行事も独りなら意味も無い
 テレビの向こうの煌びやかな世界に目を細め
 街の恋人達に尚目を細める
 目を開けていてはいけないの?
 いいえ、開けたくないの。
 目に映るもの全て憎くて堪らない
 
 何故私は一人なの
 どうして誰も私を映さないの
 私は何処へ行けばいいの
 誰も教えてくれない答えを

 さ迷い探す
 全ての夜。


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