詩と云うデザイン/梅昆布茶
デザインとはラテン語で物事を達成する為の計画立案の行為を指すらしい
では詩人は何のデザイナーなのだろうか
まあなかには計画の破壊者みたいな人もいるが
夢の設計者なのだろうか
それとも狂気の
詩人の感性には瞬発力が必要だ
のびたうどんのような感性では演歌の歌詞も書けないだろう
よくポエムと侮蔑的に総称されるものはその辺の緊張感の欠如からくるのかもしれない
目的と意志があればそこに多少の緊張感を伴うのは理だろう
僕はトラックドライバーだがいつものコースに時々新しい道を加えてみる
それは新たな組み合わせによって何かのスイッチが入る事もあるからだ
これは僕の詩の方法でもあり生き方でもある
詩人は渾沌という名の世界と言葉を部品を拾うように美しく組み上げてゆく
デザイナーであるとも考えている
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