リアル/
寒雪
笑い
おそらく
ぼくらが目指しているもの
望んでいるもの
すべては
どこにもありはしないに違いない
わかっていながら
歩き続け
足の裏にはすっかりマメがびっしりと
これが
ぼくらの思いに対する代償
だとしても
その痛みだけは
ぼくらがいなくなるその日まで
事実としてぼくらの脳裏に焼きつく
情けなく思うかもしれないが
それこそが
まさしく
リアル
戻る
編
削
Point
(0)