善の永続性と悪の刹那性─善を構成するための原理の探求─/黒髪
なる人間という善にむけた祈りのなかに、祈りの現実化がみられるのである。奇跡を信じること。それを言葉にして捉え情報として書き残すこと。
善とは永続の別名であり、悪とは刹那的なものの代表である。それゆえに善は存在が難しく、悪はいたるところに見られる。
だが、難易さによらない、現実化された場合の影響力は、それゆえに善>>悪である。一度誰かがつかまえれば、天国はこの世のものとなり、悪に縛られない新たな概念が構成されるのである。
故に祈りを現実とする活動を希望と呼ぶのだ。
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