ひがたのとり/
pikopiko
干潟の鳥はどう飛ぶか
頭に描いてみる脚に力はいらない
力んでいるのは視線
飛び立とうとする足をとらえるものが
砂かセメントかセメントってなにか
この距離からでは分からないのだけど
あと20分もすれば
ここで回り続けるだけの
空っぽの剥製になって
飛べる夢の記憶だけ
干涸びてぽろり
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