僕のパズルゲーム/中川達矢
仮に、僕の中にいる僕をぼくとしよう。
そして、僕の外にいる僕をボクとしよう。
すると、じゃあ、この僕は一体、何だろう、誰だろう。
ぼくは、
僕になれずにいる僕。
外に出ることがないから、
思いを抱えたまま、燻っていく。
そして、灰になって、風に舞って、
行きたい場所にも行けず、
ただひたすら、
たどりついた場所だけが、居場所になる。
ボクは、
僕がなりたくない僕。
僕はここにいるけれど、
他人が見るのは、あくまでも、ボク。
僕の外にいるボク。
だから、僕にとって、ボクは僕ではないけれど、
他人にとっては、ボクが僕でしかない。
そのために、
僕は僕であり
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