ぼくは冥王星の隕石/小鳥遊儚
 
ぼくは冥王星の隕石です

神のいたずらで地球に落ちたみたいなんです

見るもの聞くもの触るものみんなみんなめずらしくて

キョロキョロ目をまわして暮らしています

空をみて ぼくの星を懐かしみます

風をうけて 粒子の自由を思いだします

太陽に話しかけて 月と内緒話します

ここには小鳥が歌っています

人と人が話しています

ぼくはもうすこしここにいます

きみに会えるといいなと思います
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