風に揺れて/カルメンオジン
幸せの種が大空をゆく
見渡す限りの青に抱かれて
誰も知らない
遠くの世界へ
木々の間に揺れるブランコと
手を取り合って走る子供たち
まるで昔から
知ってるかのように
それは優しく
懐かしく響く
例えばここに僕がいなくても
明日の天気はきっと晴れだし
風は優しく大地を撫でる
いつものように
今日が過ぎ去り
明日の目覚めが
待っているんだ
捉われたままの昨日の記憶も
世界の片隅の小さな雨宿り
どこか遠くの
今日の日差しは
明日の空から
きっと降り注ぐ
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