牛馬の様に/ドクダミ五十号
済的な利益に走った
叔父を呪う
全く厩は冷たく沈黙していた
そこに忠実な友としての
「おうまさん」は居なかったし
隣の部屋に馬を扱う人間も居なかった
父もその兄も長男も
私より学問に優れ
優秀であったにも関わらず
稲がその自立を果たす為に
多くのケイ素が必要であった
それは刈り取った茎から
容易に知れる
あのシャッキリした茎に
指を痛め付けられる事で
農業の衰退と
食料危機
かつてのソ連の崩壊は
産業を支える人々の
生産力と食料受給のバランスにある
だからと言って
USAの真似はするべきでは無い
日本は稲の国
世界的にもトップクラスの知恵がある
牛
馬
それが教えてくれた知恵を
捨てるべからずなのだ
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