川柳が好きだから俳句を読んでいる(1、野村満花城のこと)/黒川排除 (oldsoup)
 
文章全体の結論ではないけど、殺しあう必要はないよなって思ってる。むしろここで主張したいのはじぶんの形にしたいものを形にするという、ただそれだけの話で、おれはそのためのリズムを野村満花城に見出したってことなんだよ。見出したというか、遺体を暴くような感じで内蔵しているリズムのすべてをむしりとってやりたい気持ちすらある。野村満花城こそはおれの川柳の始点であり基礎であり、大げさでもったいぶった書き方をすれば、すべてである。

 (1)と書いたとおりしばらくは、というかじぶんが全句集を持っている俳人、今のところ残り七人だけど、これが終わるまで書くつもりだ。その唯一全句集(そもそもない)どころか句集(生涯ただひとつの)すら持ってない野村満花城が最初ってのもアレだけど、インターネットにこいつのことを書いた文章が少ないのは悔しいから先に出しちゃってもいいよね。ちなみに佐々宝砂の書いた「俳句の非ジョーシキ具体例」とかぶる作家はひとりもいない。というかあの人のやつの方が読みやすいからあっち読みなよ。
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