現代詩スターダスト/
左屋百色
砂利は自由いつも違う
0.2ミリ違う
そこがいい
芸術になれないのがいい
風はそのへんで吹いている
花はあのへんで咲いている
詩なんてそれでいい
自分の言葉は邪魔なだけ
世界にひとつしかない君の手が
素晴らしい
それだけでいい
わたし指の傷を褒められて
芸術をつくった気分
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