クローバー/カルメンオジン
確か幸せは
歩いて云々
来てくれないなら
出向いてやろうと
歩いて歩いて
ひたすら疲れて
視界真っ暗で
やたら苦しくて
曲がりくねった
夜の山道
どっち向きかも
解りゃしないよ
探してたのは
何だったっけ?
少し休もうか
難しい事は
どっか置いといて
目の前にはほら
見渡す限りの
クローバーの海
山の向こうから
太陽が昇り
風が頬を撫で
疲れた心に
朝を迎えたら
また歩きだそう
探してたのは
何だったっけ?
同じ道でも
心一つで
映る景色は
変わってくるよ
君は君
次の明日へ
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