戯曲(習作つづき4)/星☆風馬
 
 せむし

せむし「ふりほどいたお下げの髪が春の風になびいているよ
    豊かな乙女の黒髪が君の笑顔とよく似合う
    白いシャツにかくされた実る果実の先っぽに
    スカートの下にかくされた濡れて黄ばんだパンティーに
    甘い酸っぱい君の匂いが薫っているよ
    風は舞う、青空のした恋に舞う
    その唇と唇がふれあうと、そこは2人だけの別世界
    惹かれ、焦がれ、求めあう
    ほとばしる益荒男たちのみなぎる力
    その全身で受けとめて感じているのは乙女の体
    君という真っ白になったキャンパスに
    今日も若さのしるしはぶちまけられる
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