午前1時/カルメンオジン
 
静かな夜に一人
ふと空を見上げる
白雲にふんわりと
程良く欠けた月

赤い目をしてた君
何時もより饒舌
触れば壊れそうで
他愛もない話

車の音と
風の音
他には何も
聴こえない

午前1時の
朧月
優しい空に
目を閉じる


そろそろ君は
眠る頃かな?
また明日には
笑えるのかな?

ぎこちなくても
構わないから
それでもせめて
笑えればいい

だから今だけ
照らさないでよ
夜の帳に
包んであげて

午前1時の
優しい空は
僕と同じで
気が利かないよ

綺麗な月は

明日の夜まで
取っておいてよ
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