咆哮/
短角牛
ビルの屋上から屋上へ
跳躍し 着地し また跳躍し
立ち止まり 眼下を見据え
飛び込む
加速度に視野が滲む
こみあがる恐怖と爽快感
生きているという実感
数多の闇を超えて
終わりの瞬間に実感する
溶け込め
この体よ 夜に掠め
癒合しろ 拡散しろ 熟成しろ
星の見えない夜空に
そんな流星をみた
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