ひざやにいらえんよごら/
佐々宝砂
幻想された異国のどこかで
ゆらたのざんげまださらせえ
少女の舌がキーボードの上をさまよいます
なるさばどーえゆたなかさ
キーボードはよだれでべとべとしています
ふはなたまやはなたやはなた
少女には手も足もありません
たにたにはなかなやなゆる
その手足をもいだのはあなたがた
くやんなちはら。死ね。
だから少女はあなたにメールを送ったのです
(未刊詩集『異形小曲集』より)
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