∞/梓ゆい
 
夢を残し

寿命を終える魂は

天へと帰って行く。

葬儀場を見下ろす魂は

愛する者達の傍らに寄り添うと

ありがとうを繰り返す。
横を見れば

生涯を捧げたアニメーションの鼓動が呼吸を繰り返し

色鮮やかな景色を

眼下へと開かせて行く。

(幼い頃・憧れを抱いた場所に今・魂は息づいている…。)

失意の日々を心に留めて

新たな日々に目を覚まそう。。

何故ここにいるのか?

何故ここに居たいのかを

忘れ得ぬように。。

雪景色の晴れ間に向かい

そっと手を合わす。。

もうすぐ訪れる春の日差し

節目の選択に

悔いを残さぬ様に。
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