蹂躙/ドクダミ五十号
 
現代に於けるcrusadeは歴史の繰り返しなのだ

エルサレムを「平和の町」とする為に流された血は

無駄に大地に吸い込まれ「シャローム」は偽りと告げる

偽りの平和の達成を目論んで

平和の町は只の「道」への通過点としての役目を重要する

そして殺戮は成される

無辜の命を轢き潰し

帝国はかつての滅びを手本とはしない

兵士は信じる前に報われる事を欲し

罪の重さに盲目であろうとする

勇ましいとは「諌められる存在」と捻ってみる事も無い

あまりに不細工な国旗はためく下に十字を切りつつ

くるせーだーずよ歴史の勉強はしたかい?

道は一箇所に
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