僕のマスターベーション6/花形新次
 
いなのは皆くたばればいい。そう思った。そしてそんな人間ばかりになってしまったこの国はいつ滅んでもいいと思った。

俺は、バスを降りて、女の子の後を追った。
心配するほどのことではなかった。
女の子は無事に養護学校に着いて、こちらを振り向くことなく、校舎の中に消えて行った。
俺はバス停に戻り、今日は遅刻だなと言いながら、途中で買ったコーラの蓋を開けた。
























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