たまには自分の信仰について書いてみる/ただのみきや
 
たまには自分の信仰について書いてみる

そいつはキャッチボールみたいなもの

この友はいつだって良い球を投げてくるのだ

「愛」とか「希望」とか「信仰」とかね

おれもそれなりに返すのだが

何せひどい暴投でね それは今でも変わらないけど


おれはすぐに真っ当なゲームに腹を立て
(弱いくせに負けず嫌い 頭が悪いのにプライドが高い)

何かのせいにして自分を不幸に定め

自暴自棄になりたがる
(ひっくり返すちゃぶ台にはもう何も上ってはいないのに)

光に背を向け

魔界の茶会で管を巻く

絶望とは犬のクソを踏むよりも容易いものだ


だけど
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